「糖鎖」を正常にして健康を保とう
人間の身体は、約60兆もの細胞で構成されています。
その細胞のひとつひとつには数百〜数十万の「糖鎖」と呼ばれるものが存在しています。
科学的に説明すると、各種の糖がグリコシド結合によってつながりあった一群の化合物を指すのですが、具体的な働きとしては細胞のアンテナの性質を持ち、細胞間で様々な情報交換を行う役割を担っているのです。
例えばウイルスの侵入を把握したり、バクテリアが排出する毒素を感知することで免疫細胞に情報を伝えたりしていることから、このアンテナに異常をきたした場合には同時に人間の体に不具合が発生することがわかっています。
よって、これらの分野は世界中の研究者に注目されているのです。
「DNA」、「タンパク質」に次いで第三の生命鎖といわれる「糖鎖」は、新たな栄養学であるグリコニュートリションを生み出しました。
この第三の生命鎖は分子が鎖状に連なって構成されていますが、そのひとつひとつの分子を「単糖」と呼びます。
この「単糖」が不足するとアンテナの動きが正常に稼働しなくなるため、不足した「単糖」を積極的に補給しようとしていく内容がこの栄養学の基本となっています。
「単糖」は8種類存在し、多くはは食べ物に多く含まれています。
私たちが多く摂取するお米やパンに含まれるたんぱく質は、その内のひとつであるグルコースが連鎖して出来たものですが、毎日の食事から8種類もの「単糖」を効率的に摂取するのは難しく、また単純に摂取のみすれば良いというわけではありません。
そのため統合的にこれらを摂取するためには、代替医療に位置付けられた健康食品を利用することが効果的とされているのです。